資源の大半を輸入に依存する日本において、いかに限りある資源を持続的に利用するのかは重要な課題であろう。しかし、いわゆる循環型社会の実現には行政や事業者だけでなく、私たち一人ひとりが資源の利用に責任をもち、行動を変えることが欠かせない。そのきっかけとして地方で今、自宅に眠る不用品を、必要とする誰かにつなげる活動をする若者たちがいる。今回は、福岡県筑後市でフリーマーケットを企画する地域コミュニティ委員長の緒方さんに活動への想いや成果、今後の展望を伺った。

緒方委員長
掘り出し物に出会える楽しい1日
– 活動に参加された経緯を教えていただけますか。
緒方さん:実は私、1回目(2023年11月25日開催)はメンバーですらなかったんです。友人がメンバーのひとりで、設営の手伝いに呼ばれたのをきっかけに参加しました。当日は肌寒いなかでも想定以上の来場者でにぎわい、地域の皆さまの不用品の再利用への関心の高さを感じました。
– 今回(2回目)は委員長をされているとか。
緒方さん:はい。周りの期待には応えたくなるタイプでして。(笑)地元を盛り上げる一助になれるならと受けることにしました。2回目は11月23日に筑後広域公園ハゼ並木で開催します。今回は九州芸文館が毎年開催するイベントの卑弥呼の火祭りと同時開催で、前回の10倍以上の規模になる想定です。多くの出店がありますので、ぜひ掘り出し物を探しにいらしてください。

– 最後に、活動の今後の展望を教えてください。
緒方さん:地方の小さな催しですが、未来の子どもたちに豊かな環境を残すため、活動は継続していきたいです。そのためにも今後、参加してくださる皆さまに良いかたちでバトンを渡せるよう、一つひとつの企画をしっかりと運営したいと思います。
取材協力:square knot(スクエアノット)
【取材対象者情報】
| 業種 | イベント |
| イベント名 | 筑後広域公園 de ワンヘルス 〜のみの市〜 |
| 担当者名 | 委員長 緒方 凱隆 |
| 開催地 | 筑後広域公園 ハゼ並木 |
| 開催日 | 2024年11月23日(土)10時〜18時 |
| SNS | https://www.instagram.com/smilesbloom.events/ |





