先日、といっても3か月以上前のことになるのだが、タイ王国を拠点に山岳民族の孤児や貧困家庭の子どもたちを受け入れている学習センター・虹の学校を支援するチャリティイベントに参加し、世界の貧困問題について考えさせられたのをふと思い出した。

虹の学校 校長先生 片岡さん
私自身、かつてバックパッカーとして世界をぶらぶらとしていたころがあり、そこかしこで貧困地域の暮らしを目にしてきた。にぎわいあふれる通りから一本入ると、やせ細った人々が横たわっている。そうした理不尽な光景をいくとどなく目にしてきたはずであるのに、いつの間にか記憶の底にしずめてしまっていた自分に驚かされる。

さて、すこし調べてみたところ、世界人口の約11%にあたる7億人以上が1日1ドル90セント未満(2025年8月14日時点のレートで、およそ280円)の極貧の暮らしをしているという。2030年までには1億6,700万人もの子どもたちが、その極貧の暮らしに陥るという試算もある。(出典:国連広報センター「貧困をなくすことはなぜ大切か」)

襲われる心配なく夜道を歩くことができ、蛇口をひねれば清潔な水が飲める。困ったときにはさまざまな行政支援を受けることもできる。安全で、豊かな日本の社会はどれほど恵まれているのだろうか。だからこそ、考えさせられる。日本に暮らす自分に何かできることはないのか……正直、いきなり大きな行動に踏み出せるほどの度量はない。

イベント主催者 鶴さん
まずは知ることからはじめるのがいいのではないか。現状を知ることでさまざまな社会課題が鮮明なものとなり、自分にできるかもしれないことが見えてくる。そして、今の自分にできることからひとつずつ行動してみる。そうした一人ひとりの小さな行動が積みかさなれば、きっとその社会課題を解決するような大きな結果につながると信じて。

サックス奏者 深町さん
なお、虹の学校を支援する次回のチャリティイベント『JUNGLE SUMMER FES』は8月17日(日)に福岡県筑後市の水田天満宮(恋の木神社)にて開催が予定されている。当日はサックス奏者の深町宏氏による演奏をはじめとするチャリティコンサートもあるという。世界の貧困問題をまずは知るきっかけとして、覗いてみてはいかがだろうか。
【外部リンク】JUNGLE SUMMER FESの情報はこちら
筆者:堀本 一徳(FCP 編集長)





